毎年違う仕上がり。それがワイン造りの難しさであり、小規模ワイナリーの良さでもある。 | 八剣山ワイナリー

職人の究極 ～ふりっぱー12月号掲載～
八剣山の麓で作られる良質な果樹


八剣山ワイナリー　松尾 洋さん
八剣山エリアの環境に惚れ、約5年前に異業種から転職。
ブドウの栽培から醸造まで多岐に渡ってワイン造りに携わっています

八剣山の環境に惚れてワイン造りの道へ
　「ワインは生き物なので、仕上がりが毎年違ってきます。ブドウを栽培する人によっても違いが出ますし、仕込む人によっても違ってくる。手作業だからこその難しさではありますが、毎年違った味わいを楽しめるのが小規模ワイナリーの良さでもあると思うんです」と話すのは、八剣山ワイナリーで栽培から醸造までを担当する松尾洋さん。
八剣山エリアの環境に惚れ、異業種からワイン造りの道へ飛び込んだのが今から約5年前。
「やってみたらすごく性に合っていて。社長がアイデアマンなのも、八剣山ワイナリーの魅力の一つです」と松尾さん。
ふとブドウ畑に目をやると、そこには自らトラクターに乗り作業をする亀和田俊一社長の姿が。
社長も、この八剣山の環境に惚れた人物の一人であり、2011年に八剣山ワイナリーを設立し、翌年にはワインを初出荷。
八剣山で何かできないだろうか、というところから始まったワイナリーは、今年で9年目を迎えました。


テイスティングで香りや味を確かめるのも松尾さんの役目の一つ

地域の原料を積極的に受け入れる
　「地元農家さんたちが作った加工用の果樹を積極的に受け入れ、ワインやジャム作りを行っています。加工用の果樹をどのように活用するかについては、困っている農家さんも意外と多いんですよ」。
　地域に根付いたワイナリー。
自社だけでなく、地域全体の活性化を目指したワイン造りを行っています。
　来春にはワイナリーに隣接したレストランのオープンも計画されているということで、これからも社長や松尾さんを筆頭に八剣山エリアを盛り上げてくれそうです。


秀峰・八剣山の麓に位置する八剣山ワイナリー。
秋は紅葉が美しく、夏にはまた違った表情を見せてくれそう。
ジャムやジュースの取り扱いも多いので、ワインが苦手な方でも楽しめるワイナリーです


スイートワイン用のブドウは写真の機械で低温濃縮することで、フレッシュさはそのままに甘みをぎゅっと濃縮。
収穫後に濃縮する製法は珍しく、八剣山ワイナリーならではの濃厚な味わいを楽しむことができます


スイートワイン「北海道恋ワイン」ポートランド（白）、キャンベル（赤）各375ml 3,800円


右から順にキャンベルセニエ スパークリング（ロゼ）720ml 2,420円、べるる（赤）750ml 1,980円、カノンズ　K-Rouge#２（ダム熟成） 3, 960～4, 290円（令和2年販売分よりビンテージ別に価格が異なる予定）、かのん（白）750ml 1,980円、ナイアガラブリュット スパークリング（白）720ml 2,420円

札幌近郊の取り扱い店
■㈱小飼商店　■北海商店　■翠山亭
■コープ札幌川沿ソシア店　■コープ札幌藤野店
■イオン札幌藻岩店　■定山渓第一寶亭留　
■定山渓温泉ホテル鹿の湯　
■定山渓温泉花もみじ
■鶴雅リゾートスパ森の謌

(2019年11月19日現在の情報です）