2020.01.15
1月11日・12日の2日間、札幌市モエレ沼公園・ガラスのピラミッドで東京キャラバンによるパフォーマンスイベントが開催されました。野田秀樹の総監修のもと、全国の表現者がジャンルを超えて交流×混流しあう『旅する文化サーカス』=東京キャラバン。2015年以降全国15カ所を巡り、今回は東京オリンピック・パラリンピックに向けた文化イベントの一環として北海道にやってきました。
秋田のなまはげの乱入から始まったパフォーマンスは、公益社団法人北海道アイヌ協会(アイヌ古式舞踏)の踊りに琉球舞踊がからみ、さらに巨大な操り人形と木村カエラが物語をつむぐ「てんこ盛り」の構成。しかし異種アーティストが全力疾走する中でリズム・動きは見事なまとまりを見せ、猥雑さというより多重性、日本の豊かな多様性を強く感じる内容でした。JP01本誌で紹介したマレウレウのメンバーお二人(レクポ・ヒサエ)も参加。印象的な「声」「歌」で舞台を引き締めていましたよ。
今回の公開ワークショップ・パフォーマンスは全て終了しましたが、東京キャラバンで発芽した「種」が北海道でどう育っていくか、今後の展開に注目です。また、今回の写真撮影は篠山紀信が担当。オフィシャル写真が公表され次第、改めてご紹介いたします。どうぞお楽しみに。
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