2019.11.30
【一村一珍】津別町
伝統文化で味を守る、「経木折り箱」
津別町の三共では、日本の伝統文化でもある経木(きょうぎ)折り箱を、50年以上に渡り製造している。安価なプラスチックや紙容器が主流の中、天然素材100%の経木折箱はご飯から出る水分をうまく吸収し、冷めてもおいしいという優れた特性を持つ。「経木でないと味が守られない」と支持され、崎陽軒のシウマイ弁当や相撲弁当などに用いられている。表面にドライフラワーを特殊加工した独自の折箱「花和器(はなわっき)」も、高級感ある容器として需要が伸びている。