素材の持ち味を生かす、元祖・浜の麺
4月~6月に新鮮な魚介を漁港で食べられる朝市でも有名な石狩市浜益区。漁港で水揚げされたホタテやウニ、エビ、イカなどをぜいたくに使った元祖「浜ラーメン」を生んだお店、「みさき食堂」がある。
浜ラーメンの誕生は35年ほど前。南茅部に住む友人から店主の元に贈られてきた昆布をラーメンに使ったことがきっかけだった。
長年培った和食の基本を守り、素材それぞれの味を生かすことを信念として、主役となる魚介は味の強いものを別に調理して丼へ。ごま油やにんにくなど風味が強いものはあまり使わない。
浜ラーメンは、店主の和食への強い思いと、地元の幸がぴったりと寄り添った浜益自慢の逸品だ。