徒然に 136
今日から待ち遠しい思いで待っていた「ノマドランド」がようやくキノのスクリーンでも産声を上げました。
「早く見たい」、そんな熱さが伝わってきて、私たちも準備に気合が入りました。
ゴールデングローブ賞作品賞・監督賞受賞、先日のアカデミー賞では作品・監督・主演など主要6部門ノミネート、アメリカ中西部の雄大な風景の中、ともに歩んだクロエ・ジャオ監督とフランシス・マクドーマンドが、今を生きる私たちに贈る感動作です。
経済破綻で街自体が廃墟となってしまい、町は郵便番号さえ消されてしまった。
キャンピングカーに自身の人生を詰めて、どこにでも移動できる放浪の民・ノマド。
夫を亡くし、60代を迎えたファーンは路上でノマドとして生きることを選んだ。
「私たちの生き方って、昔の開拓者みたいじゃない?
ある意味アメリカの伝統よ」
「昔 父が言っていた。”思い出は生きつつける“って。
でも私の場合、思い出を引きずりすぎたかも・・」
出会う人々のつぶやくような静かな声に耳を傾け、しだいに自身の声を紡ぎだしてゆく。
観終わったとき、私たちはそこに何を見出すのでしょう。
さまざまにちりばめられた小さな小石のかけらを拾い集めてゆくような、
人生は旅の途中・・。
大自然の中に身を置いて気づかされるのは
自然界の時の流れなのかもしれません。
今までにない時間のリズムは、体中を満たしてゆくようです。
★「ノマドランド」公開記念 しっかり食べるをテーマに
キノカフェではアメリカンダイナー風ノマドサンドプレートが登場。
キノロビーではマクロビSweetsさんの ノマドサンドクッキーが登場です。
歯ごたえが違うプレーンクッキーと濃厚チョコクッキーを重ねました。(ノマドランドと名前が入っていますよ)