徒然に 288
ただいまキノのロビーにはタワーレコードさんがセレクトしたCDがいっぱいです。
デトロイトの片隅の一軒家から世界の音楽を塗り替えた音楽レーベル”モータウン“。
創設者のベリ―・ゴーディがとてもチャーミングで、もう90代だというのに昨日のことのように語りだすエピソードの数々、本当に嬉しそうで、こちらまでほころんできます。
「もし時代についていかず革新を忘れたら停滞する」この言葉はマイルス・デイヴィスしかり、ファッション界の伝説でありいまだ現役のピエール・カルダンもおっしゃっていて、今を生きていることを、この時代の空気を身近に感じることはとても大事なことと教えてくれます。...
人気の「メイキング・オブ・モータウン」、只今上映中です。
そして「いつからですか?」とお問い合わせをたくさんいただきました「ザ・バンド かつて僕たちは兄弟だった」も上映が始まりました。
音楽を愛し、仲間を愛し、その絆から生まれた音は世界中を魅了した。衝撃のデビューから解散〈ラスト・ワルツ〉まで。
「ラスト・ワルツ」の監督、マーティン・スコセッシは今回ロン・ハワード監督とともに製作総指揮に。監督はカナダの若き新鋭20代、ダニエル・ロアー。時代を越えてゆく―
秋に公開した「パヴァロッティ」からバトンを渡された若きイタリアの3人のヴォーカルユニット、10周年を記念した「イル・ヴォーロ 世界遺産マテーラ・ライブ」を特別上映しましたが
12月5日〈土〉~1週間アンコール上映が決まりました。
3つの声がかさなる瞬間の圧倒的な美しさ、どこか異なる次元の扉が開いたような
夢のような時間が訪れます。
見終わった方たちが「素晴らしかった・・」と溜息をつくようにおっしゃるのが印象的です。
前回のフィレンツェの3大テノールに捧げられたLIVEも素晴らしかったですが、
今回はオペラのアリアからポップスまで、幅広い楽曲の歌唱力とハーモニーは圧巻。
「この歌声を聴いたから今日は1日元気です」と微笑んで「また来ます」とおっしゃった。
とても贅沢な時間ですね。
年明け早々には「甦る三大テノール 永遠の歌声」が登場です。
パヴァロッティ、プラシド・ドミンゴ、ホセ・カレーラス、親友であり最大のライバルでもある三人のドラマティックな愛にあふれるドキュメンタリー。
なんと言っても楽しそうに歌う姿が、見ていて、聴いていて本当に嬉しい。
スクリーンには音楽が溢れています。
●「メイキング・オブ・モータウイン」「ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった」只今上映中。
●「イル・ヴォーロ マテーラ・ライブ」12月5日~11日アンコール上映決定
「ジャズ喫茶ベイシー」「音響ハウス」もやってきますよ。