徒然に 242
暖かくなってきました、桜の花も咲き始めて、静かにお散歩日和。
「〇〇始まります」「〇〇終わります」映写室から届く合図に合わせてスタッフは動いていたのですが、そんな掛け声がないキノの1日は寂しいなと思います。
廊下のポスターや展示はお休みでも見ることは出来るので
先日もじっと展示の文章を読んでくださる方たちがいて、...
なんだか寂しそうで
早く再開できるように、と祈るばかりです。
「映画は観客に届けてはじめて映画として完成する。
映画館はその橋渡しをする重要な「場」。
だから映画の最終監督は映画館なのです」
とキノが映画館になる前の頃、お話ししてくださったのは
大林宣彦監督でした。
それぞれに役割があり、責任を持つ、その大事さをあの優しい眼差しとわかり易い言葉で言ってくださったときのことは生涯忘れません。
キノの大事な背骨です。
今も、これからも、その言葉に応えていけるように、と思っています。
作品紹介の展示ボードも順番に出来上がってきています。
「シェイクスピアの庭」や「プラド美術館」「ポップスター」・・少し元気が出てきませんか?
まもなく「最高の花婿アンコール」も出来上がりますよ。
お楽しみに。